はじめての育児にはいろいろと悩みがつきものですが、その中でも特に赤ちゃんが
ミルクを飲んでくれない悩みはママにとってとても大きいですね。
赤ちゃんがミルクを飲んでくれないと、体重もなかなか増えないし、
この子はこれでちゃんと成長するのか?と不安になってしまいます。
赤ちゃんがミルクを飲まない理由はさまざまです。その理由を探って、
それに見合った対処法を行うことで、赤ちゃんがまたミルクを飲むようになるでしょう。
そこで、今回は赤ちゃんがミルクを飲まない理由と、対処法についてご紹介しますので、
ぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんがミルクを飲まない理由
赤ちゃんは案外デリケートです。メーカーや温度、使う水など赤ちゃんの好みでないことがあると
飲まなくなることがよくあります。
好みが途中で変わることもあります。
赤ちゃんがミルクを飲まない理由5つ
1. 新生児は吸う力が弱い
生まれたばかりの赤ちゃんは、哺乳瓶から吸い出して飲むことが上手に出来ません。
吸うという行為は、舌や上あごなど色々な場所を使っているので、生まれたばかりの赤ちゃんには難しいのです。
弱い力でも吸えるように、哺乳瓶の口に針で穴を開けてあげるとよいでしょう。
また、哺乳瓶の乳首をしっかり締めすぎてしまうと、空気が入らずに飲みにくくなってしまいます。
ミルクが漏れない程度に、少しゆるめてあげましょう。
2. 哺乳瓶の乳首が合ってない
哺乳瓶の乳首の大きさは、赤ちゃんによってサイズがあります。
大きすぎると、たくさん出すぎてうまく飲めず、
小さすぎると、少ししか出てこないので吸う力がたくさん必要になってしまいます。
赤ちゃんに乳首が合っているか、よく見てあげてください。
3. ミルクの温度が合ってない
ミルクの温度は、人肌くらいの40℃前後がよいとされています。
ですが、赤ちゃんによって飲みやすい温度も変わってきます。
最初にミルクをあげようとした時には嫌がったのに、
しばらくしたらゴクゴク飲んだ、というようなことがあれば、
少しミルクの温度が高かった可能性があります。
ミルクの温度調整をするのはなかなか難しいですが、季節によっても、コントロールする必要がありますから、
赤ちゃんが飲みやすい温度を見つけてあげましょう。
4. ミルクの味が合わない
小さな赤ちゃんでも、好きな味・嫌いな味を判断する力はあります。
そのため、赤ちゃん用ミルクのメーカーによって合う・合わない、ということがでてきます。
メーカーを変えてみたらとても飲むようになった、ということもよくあります。
無料サンプルを上手に使って、赤ちゃんが好きなミルクを見つけてあげてください。
5. ミルク用に使う水の味が合わない
どのメーカーを使ってみても飲まない、乳首も色々試したけどダメという場合には「水」が原因である場合があります。
日本の水はほどんとがミルクに使える軟水ですが、モノによっては硬度が高いこともあります。
マグネシウムやカルシウムが多く含まれた水で作ったミルクは美味しくなく、下痢の原因になることもあります。
一度、水の採水地や硬度を確認してみてください。
ミルクを飲まない赤ちゃんへの対処法
ミルクを飲まない理由5つを上で紹介しましたが、ミルク以外が理由となっていることもあります。
赤ちゃんが落ち着いてミルクを飲める環境や姿勢にしてあげることで対処できることもあります。
1. お腹をすかせてから飲ませる
あまり赤ちゃんのお腹がすいていないこともあります。
お腹がしっかりすくように、たくさん遊んだり、授乳間隔を少しのばしてみましょう。
2. ミルクを飲むことに集中できる環境づくり
ミルク以外のことに興味がいってしまうと、集中できません。
ミルクを飲ませるときは、できるだけ静かで刺激のない場所を選びましょう。
3. 哺乳瓶の角度をチェック
哺乳瓶や乳首の角度も要チェックです。
哺乳瓶が横になっていると空気が入りやすくなります。
少しタテに傾けて、ミルクが出やすいようにしてあげましょう。
4. 無理強いさせない
赤ちゃんがミルクを飲まないと、あせって必死に飲ませようとしてしまいます。
ママが、何が何でも飲ませようと必死になってしまうと、赤ちゃんもそれを感じとり、
余計に飲まなくなってしまいます。
赤ちゃんが元気で機嫌がよいのならば、少し待ってみましょう。
終わりに
ママとしては、赤ちゃんがミルクを飲んでくれないと、とっても心配になってしまいますよね。
でも、お腹がすけば赤ちゃんは必ず飲むようになりますし、
1度や2度、たくさん飲まなかったとしても、あまり考えすぎないことです。
体重も気になるところですが、おしっこやウンチの回数も気にしてみてください。
おしっこ・ウンチの回数がいつもと変わらないのであれば、心配はありません。
ママがおおらかに赤ちゃんと接することで、また赤ちゃん自身のリズムで飲むようになります。
飲まないからと焦らず、ゆっくりと育児を楽しんでくださいね。