おやつはすぐ食べるのに、ご飯になるとなかなか進まない・・・。
食事は毎日のことですから、毎日同じことで悩むのって
とてもストレスですよね。
今回は幼児の食事にかかる時間の目安と、
だらだら食いにしないコツをご紹介します。
幼児の食事にかかる時間は30分~1時間が目安
子どもの食事時間の目安は30分といわれています。
子どもの集中力は長くありません。
だらだらと食べ続けても、
だんだんと満腹感が出てきてしまいます。
小学生以下の子どもを持つママに対して行った
「子どもが1回の食事にかかる時間は、平均でどれくらいか」
というアンケートがあります。
このアンケート結果は
1位「15分以上~20分未満」(27.9%)
2位「25分以上~30分未満」(20.5%)
3位「10分以上~15分未満」(10.5%)
と、子どもの食事時間がおよそ30分以内
であることが分かります。
これは、子どもの集中力に加えて、満腹中枢が食べはじめて
15分ほどで働きだすからでもあります。
食べた量には関係ないので、食べはじめて最初の15分で
いかに食べるかが大事になってきます。
ママがご飯を作っていると、「先に食べてていいよ~」
なんてこともありますね。
しかし、子どもにご飯をしっかり食べさせるなら
最初の15分が大事ですから、
子どもと一緒に食卓につくのが良いでしょう。
少食や食べるのがゆっくりな子どもの場合、
30分では食べきれないこともありますが、
お腹が空いていれば30分で十分な量を
食べているはずですから、問題ありません。
また、ママが子どもの食事に付き合えるのも
1時間程度が限界でしょう。
ただ、食事時間ばかりに目がいくとママも辛くなってしまうので、
子どもの様子をみて切り上げてもよいと思います。
だらだら食いをやめさせる3つのポイント
1:食事に集中できる環境にする
食事中はテレビを切って、おもちゃを見えないように片づけ、
食事だけに集中できるようにしましょう。
「テレビはご飯を食べ終わってから見ようね」と
声掛けすることで、がんばる子どももいます。
2:食事タイムをはっきりする
「いただきます」に始まり、「ごちそうさま」で終わり。
ご飯が食べられるのはこの時間、と分からせましょう。
時計を使って、「長い針がここまできたら、ご飯の時間は終わりだよ」とするのも良いでしょう。
時間になったら「ごちそうさま」で食事タイムは終わりにします。
時間内に食べられなくて、あとでお腹がすいたと言われてもNO!
毅然とした態度でNOと言うことが大事です。
3:食事の時間を楽しくする
食事の時間が楽しくなくなってしまっては困ります。
子どもが食事の時間を楽しめるように、と
同時にママもイライラしないようにしましょう。
子どもが食事を楽しめるようにするには・・・
・子どもが食べ切れる量を盛り付けて、
食べ切れたことを褒める
・本や雑誌に載っている料理を見ながら気分を盛り上げると、
「ママが本と同じご飯を作ってくれた!」と
喜んで食べてくれます。
・ママ、パパも子どもと一緒に食べよう。
一緒に食べる人がいるだけで料理は美味しく感じるものです。
ママがイライラしていては、子どもの気分も下がってしまいます。
忙しくて疲れていたり、食べてくれないと
イライラしてしまいます。
ご飯作りに疲れたときは、超カンタンメニューでOKです。
納豆ご飯+スープや、卵かけご飯+プチトマト、など
こんな簡単な料理で大丈夫!
栄養バランスは1週間単位で考えるようにしましょう。
おわりに
食事は毎日のことです。
日々、ダラダラ食いや遊び食べをしていると、
食事は遊びながら食べるものだと子どもは覚えてしまいます。
子どもが遊び始めたら、ある程度お腹は満たされたとみなして、
食事を切り上げるようにしましょう。